将棋

もし今のまま12歳の頃に戻れるとしたら

将棋

もし今のまま12歳の頃に戻れるとしたら


こんなレベルの低い将棋見たことがない!』の安藤たかゆき先生(@kumotoradayo )が拙著『奨励会 ~将棋プロ棋士への細い道~ 』を読んでくださいました!
安藤先生が言われている最後の問いはこれですね。

本書を書き終えてふと奇妙な問いが頭に浮かんだ。

――もし今のまま12歳の頃に戻れるとしたら、棋士を目指すだろうか?

今なら何をどれだけ勉強しておけばよかったかがわかる。誰と付き合い、どんな生活を送っておけばよかったかを理解している。今度はプロになれるのではないか――。

引用:『奨励会 ~将棋プロ棋士への細い道~ 』(橋本長道/マイナビ出版)p198より

僕がどう答えたかは本書を読んでいただくとして、同じような問いかけをした時の安藤先生の答えが素敵でした。


あー、僕も頑張ろう!と思わせてくれるようなお答えでした。
この問いの形式は結構闇深(やみふか)なのでみんなも自分に問いかけてみるといーよー。

アライコウさん、将棋ライターデビュー!


ブロガー、ゲームライター、小説家・・・・・・と幅広い活動を行われているアライコウさん(@araicreate )が将棋解説本を出されるそうです。
出版社のサイトを見てみましたが悪くなさそう。本の表紙(帯かな?)の「大人気女流棋士によるコラムも必見」というのも気になります。いい本になりそうですね。女流棋士の方々と一緒に出版記念イベントを開くのも面白そうです。

参考:近日、将棋解説本を刊行します!Arai Koh’s Shogi Life

その他

最近、呉座勇一先生周辺が面白い!

歴史学者の呉座勇一先生はここ数ヶ月、市井の論者達と論戦を続けていたですが、ついにボス中のボス『逆説の日本史』で有名な井沢元彦氏から挑戦状が届きました。

参考:
呉座勇一vs井沢元彦、直接全面戦争ハジマタtogetter
八幡氏への反論:歴史学者のトンデモ本への向き合い方(呉座勇一)アゴラ
【呉座勇一vs井沢元彦】井沢元彦氏の被害者妄想が心配だ論壇net

僕も昔は井沢さんの『逆説の日本史』を愛読していました。確かに枕詞のように歴史学者・歴史学会への批判が書かれていましたね。井沢読者にとっては定番でしょう。それに対して今までまともに相手にする学者がいなかったわけですが、「陰謀史スレイヤー」と化した呉座先生は見逃さないことにしたようです。

専門家ではない僕からすると、こうやって場外乱闘してくれるのがエンタメとして一番面白いです。

呉座・陰謀史スレイヤー・勇一が勝つか、井沢・逆説の・元彦が勝つか――――議論の行方を見守りたいと思います。


読書『誰が道徳を殺すのか』

誰が「道徳」を殺すのか 徹底検証「特別の教科 道徳」 (森口朗/新潮新書)を読みました。手に取ったきっかけは、タイトルがキャッチーで、道徳の教科化問題に関して論点がまとまってるかなーと思ったこと。

「はじめに」では著者の偏りに気付かなかったのですが、本論に入ると「あー、そういう界隈の人ですかー」というのが丸わかりになってしまいます。そこはもうちょっと中立を装わないと・・・・・・。

アメリカが最も輝いていたと言われる1950年代の論文ですから、アメリカ社会を高く評価し過ぎるきらいはありますが、この時代に義務教育を受けた世代(すなわち団塊世代前後)が成田で行った空港建設反対運動や、今も沖縄・辺野古で行っている「平和運動」を見ていると日高の懸念は決して間違いではなかったと確信できます。

引用:誰が「道徳」を殺すのか 徹底検証「特別の教科 道徳」 (森口朗/新潮新書)p25-p26より

この辺りで少し引っかかりがきて、

それにしても「正直者が損をする社会であるのでは、正直であれとの学校の教えが何にもならない」という部分は、サンゴ事件から南京大虐殺の現場写真、慰安婦の強制連行など続々と捏造記事を世に出しながら、高給を受け取る今の朝日新聞関係者に熟読して欲しいところです。

引用:誰が「道徳」を殺すのか 徹底検証「特別の教科 道徳」 (森口朗/新潮新書)p32より

あーなるほど、となって著者をググってみました。チャンネル桜、ハッピーサイエンス関連に出演・寄稿。まぁ、そういう界隈の論者。

いじめ問題を取り上げることで一般読者の気を引く部分もありますが、その他はサヨクガーといういつもの彼らの論調です。

ただ、道徳教育を推進している人々の本音の部分を読み取れると思いますので、そこに価値があるのかも。
(ネヨウヨおっさん節を封印して語っていたら、より多くの読者が聞く耳を持つと思うのですが、それだと新潮新書のコア層に受けない――というのもあるのかもしれませんね)

新潮社は文芸は神ってるけど、新書は玉石混淆ですなぁ。
最早、新書を読んで教養を身につける――という時代ではないですね。