コラム

日記(2020年7月11日)

日記。noteでやろうかな~と思ったけれど、実験はブログで始める。

世の中の動き

GoToキャンペーン始まる……のか?

GoToキャンペーン、22日から開始 宿泊代割引から(朝日新聞DIGITAL)

東京都でのコロナ新規感染者数が200人を上回り、第二波の到来が予測される中での発表。「GoToキャンペーン」っていうのは、各種イベントの中止を促しながら、外出を促進するという歪な政策ですよね。高血圧の人が降圧剤を飲みながら、肉を食いまくる……みたいな。
後世の歴史の問題に「彼らはなぜ、かくも愚かな政策を推し進めてしまったのでしょうか?」と記述問題で出ちゃいますよ。縁故資本主義、国民の命よりも別の何かを優先する者たち、政策よりも演出で選ぶ有権者……などがキーワードになりそうです。
経済活動を促進して関連業界の人たちを助けるというのは大切ですが、「GoToキャンペーン」的なものではなく、補償でやるのが政治の王道なのでしょう。観光業を救う一番の近道はコロナを制圧し、人々に安心感を与えることだと思います。

ベイズ推定、特異度、スンナ派とシーヤ派

PCR検査に関してコロナ禍発生のかなり初期から、推進・拡充派と否定派で議論が闘わされてきたような気がします。(一部ではその様子を揶揄して検査「スンナ派」と「シーヤ派」とか言われているみたい)
素人にはわからない難しいことは専門家に聴け!とは言いますが、専門家同士で見解が分かれてたらどーすればいいの? ってことは往々にして起こりえます。原発事故や経済政策関連でも専門家同士が真逆のことを言っていたりします。
より信頼できる専門家の意見を選ぼう!とは言っても、学歴が高いほうを選ぶの?顔付きが誠実そうなほうを選べばいいの?たくさん「いいね」が付いてるほうが正しいの?そうじゃないよね~ってのがあります。結局、専門分野までおりていって自分で考えるしかないのですが、これが非常に面倒くさい。

PCR検査については、「ベイズ推定」「特異度」「感度」「偽陽性」……と専門用語が続出でわれわれ素人は煙に巻かれてしまいます。「無闇に検査数を増やすのは馬鹿だ」という論が人気になったかと思えば、「その論の元になっている数値がおかしいのだ」という論が出てきたり……。

ベイズの定理を悪用し、コロナウイルスPCR検査の有用性を否定する医師達臨床獣医師の立場から
は非常に説得力のある論だと感じました。スンナ派たちの設定する「特異度」に問題があるという指摘です。

「あらゆる人に検査を」で得られるのは偽物の安心。PCR検査の特異度が99.9999%でも、議論は変わらないbuzzfeed
獣医師さんの記事に反応したわけではないでしょうが、スンナ派からすぐにこんな記事が上がりました。特異度に関してはSNSでも何人かが指摘していましたからね。果たしてこの記事は答えになっているのでしょうか?

専門的な細部が結論を変えるということもよくある話なので、議論の行方を見守っていきたいところですねー。

れいわ新撰組の大西つねき発言

「命の選別」発言 山本太郎氏が一転「除籍に値する」朝日新聞DIGITAL

大西氏は動画投稿サイトに3日公開された動画で、「どこまで高齢者を長生きさせるのか。命、選別しないと駄目だと思う」と発言。

経済や天下国家を語る人間が、そこに住まう個々の人間という視点を失ってしまう――というのはよくある話。財政拡張思想にレイシズム・ファシズムが忍び寄る構図の指摘という点では、立憲民主党の消費税撤廃論者・石垣のりこに先見の明があったと言わざるをえない。
僕は「小説」家であり、小説は大説(国家や政治に関する論)ではなく、個々の人間の営みを描くものだと考えている。小説をないがしろにする大説家を支持することはできない。
れいわ新撰組は左右を問わず広くから支持を集めているが、その中に差別主義者、歴史修正主義者なども紛れ込んでしまっている――というのが実情であると思う。山本太郎は党の指針を示し、そういった者達の排除、あるいは目を覚ませることができるだろうか?

現在、消費減税を支持する者が応援できる政党はいくつかあり、れいわ新撰組もそのひとつである。最近のれいわの迷走を見るに、「立憲民主党内の消費減税論者のグループ」や「共産党」の応援に鞍替えしていこうかな……と思う次第。2019年参議院選挙の比例では「れいわ新撰組」に入れたので、なんとか立て直してもらいたいところだ。

将棋

棋譜利用料は3万円?

局面図一枚と十手で3万円の利用料になる――という話がSNSで出てきた。高すぎる、安すぎる以前に、棋譜の利用に関してはどうもよくわからないところがある。

①利用と引用はどう違うのか?
引用は著作権法の範囲内で認められている。たとえば、「角換わり腰掛け銀▲4八金型の戦い方」に関するブログを書いて、その中に「この進展は、藤井―渡辺の〇〇戦でも見られたものだ」と言及するのは駄目なのだろうか? 別の論点が圧倒的に主であり、プロの棋譜に関する言及が従である場合、許されるべきなのではなかろうかと考える。

②権利期間とかは決めていないのか?
現在、日本の著作権法では創作後70年で権利が切れるとされている。
著作物等の保護期間の延長に関するQ&A文化庁
では、棋譜の「著作権のようなもの」は一体いつ切れるのか? 江戸時代~昭和初期の権利まで主張するのは傲慢だろう。著作権より強い権利を主張するのは馬鹿というか愚かでさえある。
現在、連盟と主催者が嫌がっているのは、「速報性のある棋譜の解説」なのだと思う。藤井聡太の棋譜が翌日にはYouTubeやブログなどで細部まで解説されてしまっているという事態だ。こういうものを差し止め申請なりなんなりして防いでいくのは当然の動きだろう。しかし、速報性やニュース性がなくなった棋譜に関しては1年~3年程度で解放するのがよいのではないかと考える。

③将棋書籍からは金を取らないのか?
「将棋世界」は、日本将棋連盟の機関誌であり、棋戦主催者たちが棋譜の転載や解説を許しているという背景があるように思う。では、将棋関連書籍を山のように出している「マイナビ出版」はどうなのだろうか? 書籍内で、棋譜が貼られていたり、手順の引用があるのだ。「マイナビ出版」に関しては特別に許可することにしているのか、それともアマと同様に金銭を請求する方針をとるのか? マイナビ出版の書籍のような書き方であれば、利用OKという基準になるならいいのだけれども。

藤井七段を巡る将棋記事の優劣

藤井聡太七段の快進撃が続いている。現在、棋聖・王位という二つのタイトルに挑戦中で、いずれかひとつでも獲得すれば29連勝時のような「藤井聡太ブーム」が再燃しそうだ。紙媒体、ネット媒体を問わず藤井七段関連の記事が増えてきている印象がある。そんな中、将棋や棋士に理解のない記者の記事も散見されるようになった。藤井七段の対局相手への配慮・リスペクトが見られない記事に対しては、SNSでも怒りの声があがっている。

執筆者が敗者の不甲斐なさをなじる――というのは、勝負の世界を報じる上で悪いことではないと考える。将棋ブームに乗っかって棋士を過度に神格化する方向性はおかしいのではないかとも感じている。大いに主観をまじえ、対局者のどちらかに肩入れをして文章を書くというのもありだ。タイトル戦において観戦記者が片方に肩入れしたものでも名文と呼ばれるものはいくらでもある。

では何がいけないか? 批判する時の解像度の低さである。

藤井聡太、なぜ対局相手の大御所たちは“おかしくなって”しまうのか?魔力の秘密business Journal

↑将棋ファンが多い僕のタイムラインでよく批判されていた記事。

記者会見で失礼な質問をした……という論点については、記者・取材者の仕事にはそういう側面があると目を瞑ることができるが、分析がねぇ……。この記者は一次情報を取りに行ける行動力はあるけれども、それを解説・解釈してくれる助言者を欠いているのではないだろうか? 将棋界を取材するには、何かあった時にいつでも質問ができる内部情報者を持っておく必要がある。それは棋士であったり、指導棋士であったり、アマ高段者であったりするだろう。そういう人に一言でも話を聞いていると、トンチンカンな記事が出てくることは少なくなるのではないだろうか。この記事に関しては、礼儀の問題というよりも記者の能力の問題と言える。

粟野仁雄さんは他分野でいくつかの単著のある方で、会見の場にも足を運べる人。控室の若手棋士に声でもかけて、飲みにでもいって、「私、こんな記事を書いてしまったんですけど、それは将棋に関する知見がないせいなんです。それでも将棋に興味があって将棋に関する記事が書きたい……。先生のお力を貸していただけませんでしょうか」とでも頭を下げて教えを請えばいいのです。ちょっと暇めの若手棋士なら、メディアの人にそう言われて断る人は少ないんじゃないかなぁ。もちろん、電話やメールで質問をする時は、相手の棋士の対局予定を確認することが大事。

まぁ、僕も棋士の情報源を持っていないので大きなことは言えませんが……。

今日の将棋ウォーズ

10秒将棋で3局指して、3連勝でした。対局相手は全員四段。最近は四段相手にもちょくちょく負けていたので、踏みとどまった一日でした。

一局目は、「嬉野流もどきvs雁木」で勝ち。もどきよりも、本家嬉野流をやられたほうが嫌ですね。図は省略。


二局目は「矢倉中飛車vs雁木」というあまり見たことのない戦型に。矢倉中飛車自体は中学生時代から時折指している戦法で、中学二年生の時に選抜選手権大会の兵庫県予選で格上のライバルを撃破した戦型でもあります。その結果、奨励会を目指すことになったという因縁の戦法なのです!
中盤、相手に一失があり制勝しましたが、評価値的には雁木側も十分戦えそう。


三局目はアヒルもどきと戦い、途中逆転されかけましたが、手堅く指して勝ち。嬉野流は結構難敵だけど、アヒルはどうぞウェルカム!な戦法。手得感のある展開になりやすいので、有段者になると怖くなくなる戦型なのだと思います。

小説関連

kindleunlimitedでファッション誌が読める

漫画家や小説家が難儀するのは登場人物のファッションです。異性のファッションはちんぷんかんぷんだし、同性でも違う世代やお洒落な人たちが何を着ているかわからんらん、なのです。母親がイオンで買ってきた服しか着てないぜ勢にとってファッション描写は難関なのです。
こういう時に薦められるのが、ファッション誌。(文芸担当編集も参考にするよう薦めておりました。)でも、高いし、嵩張るし、キラキラしてるし……なんとなく購読しにくいという現状もあります。
しかし――。
毎月金を払っている「kindleunlimited」に、ファッション誌が入っているではありませんか。「ViVi (ヴィヴィ)」「LaLaBegin (ララビギン) 」「mina(ミーナ) 」「2nd(セカンド) 」「Oggi (オッジ) 」「with (ウィズ)」……。
ファッションというのは、着る人の年代、性格、属性、その他を表すものなので、キャラクターについて深く考える上でも大切なもの。ファッション誌を見ながら、「こういう服を着たキャラもいいな~」と逆引きでアイデアが出ることもあるのです。
どんなキャラのファッションでも自在に書けるよう研鑽していきたい次第であります。