コラム

日記(2020年8月10日)甥とのリモート対局/グエムル―漢江の怪物―

将棋

甥とのリモート対局

夕方、LINEのビデオ通話で甥(小学二年生)と将棋を指した。甥のほうが盤駒を用意してビデオに映し、こちらが符号で指し手を伝える方法をとった。符号が通じるというだけでも今までと比べると大きな進歩である。


6手目△5五角は指導将棋なら、おとなしく△3三銀とでも上がっておくところ。身内ということもあり、最速最短で勝ちにいった手だ。


▲6六角では、▲7七角や▲8八角のほうがよいはずだが、初級者としては悪い手ではない。後手は△同角と取るのが最善だが、△2八角成と飛車のほうを取った。これは緩めたわけではなく、初級者相手には飛車を取ったほうが終局が早いという判断である。


後手が飛車先を伸ばしてきたのに対して甥は▲7七桂と跳ねた。一方的に受けにまわらない好ましい手である。△8六歩と指せば、▲同歩△同飛▲6五桂(下図)が狙いの一手。


仮に△6二銀とでも受ければ、▲5三桂成△同銀▲7五角打で飛車銀両取りがかかる。指導将棋ならこの変化を選ぶ。実際この通りに進めば褒めてやることができ、指導相手もこの種の手筋の習得により熱が入るようになるだろう。

しかし、甥の将棋に激辛おじさんなので△5二金と上がって先に狙いを潰しておいた。


しばらく進んで上図。既に後手勝勢ではあるが、ここで▲7三桂成は少々いただけない手。▲5三桂成△同金▲4五桂(下図)と「桂馬のふんどし」を実現させたいところだった。


後手勝勢にかわりないが、本に載っているような手筋を盤上でも実現していくというのが上達への早道でもある。


上図で▲同銀と取り、△5九龍と先手玉を取って終局となった。正式には▲同銀が反則手となって、玉を取るまでもなく後手の勝ちが決まる。初級者相手には実際に玉を取ってしまったほうがわかりやすいかもしれない。

空気読めないおじさんが、全力で指して圧勝してしまったが、わずか三十手ほどを見ただけでも以前と比べて進歩していることがわかる。お父さんにも勝てるようになってきたらしいし、スマイルゼミについている将棋の何かでもこの前勝ったと言っていた。おじさんが将棋を覚えたのは、確か小学三年生ぐらいの時のこと。楽しんで取り組んでいってほしい。

先手:甥(小学二年生)
後手:橋本長道
▲7六歩 △3四歩 ▲2二角成 △同 銀 ▲3六歩 △5五角
▲6六角 △2八角成 ▲同 銀 △3三銀 ▲1六歩 △3二金
▲1五歩 △8四歩 ▲2六歩 △8五歩 ▲7七桂 △5二金
▲3七桂 △8六歩 ▲同 歩 △同 飛 ▲7八金 △8九飛成
▲6五桂 △6四歩 ▲7三桂成 △同 桂 ▲8四歩 △8六桂
▲7七角打 △7八桂成▲同銀
まで33手で先手の反則により後手の勝ち

トピックス

グエムル―漢江の怪物―


Amazonプライムビデオで視聴。
モンスターパニック映画として見始めると、おいおい雑だなぁという感想を持ってしまうが、本映画の作意はそこにはない。同じポン・ジュノ監督の「パラサイト―半地下の住人―」でも見られた家族愛と社会風刺が表現されている。
才能と作家性を持った監督が撮ればパニック映画でも強いメッセージ性を孕むものなのだ。