コラム

日記(2020年8月14日)安藤たかゆきさんの漫画/カサブランカ

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安藤たかゆきさんの漫画

安藤たかゆきさんがTwitter上で日々を綴っている漫画に登場!

安藤さん漫画において美化されがちなわたくし。

小説家として聖人君子、純粋まっすぐキャラは美味しくないので、もっとろくでもないところを見せていきたいと思います。

(橋本長道Twitterより)

負ける覚悟について。

将棋ウォーズで負けを覚悟するのは、七段以上の人と当たった時と、勝率10割の級位者に当たった時ですね。特に後者の絶望感は半端なく、初手投了したくなるぐらいです。

宣伝戦略が全くない状態で本を出す――というのも負けを覚悟しますね。「サラは銀の涙を探しに 」では有効な戦略が取れていなかったように思います。当時、SNSをやっておらず、自分からの動きがゼロだったということもありました。

今はそもそも負けても失うものがない状態なので、「負ける覚悟」みたいな大仰なものは必要ないのですよね。少しでも勝機があればそこにつけ込んで行くしかない。勝つための戦略は二つあって、それは「数撃ち当たる戦略」と「一作を作り込んで勝率を上げる戦略」です。後者の「一作を作り込んで勝率を上げる戦略」を「覇王の譜」で実現していきたいと思っています。

カサブランカ


Amazonプライムビデオで視聴。
シナリオ・プロット理論の書籍を読んでいる時に、例として頻出する映画のひとつで、一回見ないとな~と思っていた作品でした。

・舞台のカサブランカが素晴らしい。実際の戦場よりも、中立地帯のほうが様々なものが見えてくることがある。カサブランカと主人公が、孤立主義をうたっていた当時のアメリカ政府のことを示しているという背景を知ると、より面白く作品を見ることができる。
・名台詞の数々……とは言いますが、「君の瞳に乾杯」とかは現代小説には引きにくいかなぁ。
・メロドラマだけど、大人の恋愛劇。青春恋愛モノの枠組みを抜けて、こういう感じのものも書けるようになりたいところ。
・主人公の葛藤が描かれている。最終的に自己犠牲的でヒロイックな選択をすることは予想できるが、その行動を取るための説得力が必要で、それが中盤の作劇のメインとなっている。
・ラストは悲劇には陥らず、後味のいい作品に仕上がっている。

今見ても損のない名作映画のひとつですね。