コラム

日記(2020年8月16日)シティ・オブ・ゴッド/甥との対局2

日課

ウォーキング&リスニング

早朝、播磨中央公園を一時間歩く。日が昇ってしまうと暑くてどうしようもなくなるので、もうちょい時間を早めたほうがよさそう。
お供は「三体 黒暗森林 上」。シー・チアンが出てきた時の安心感。

映画

シティ・オブ・ゴッド


Amazonプライムビデオで視聴。

ブラジルの「神の街」と呼ばれたスラムで繰り広げられる少年ギャングたちのクロニクル。
年端もいかない少年たちがヤクを捌き、強盗し、当たり前のように銃で人を殺す映像は衝撃的だ。R指定は当然で、子どもが理不尽に殺されるシーンを見たくない人は避けたほうがいいのかもしれない。

本作では、いくつかの物語をつなぎ合わせて行くという連作短編的な構成がとられている。ノンフィクション的でドキュメンタリー的、そして神話的な印象すら受ける。

作内屈指のギャング、リトル・ゼの悪役っぷりが見事。前半、登り詰めていく姿には残虐ながらも爽快感すら覚える。しかし、彼にも欠けているところがあり、ひたすら続くギャングのパワーゲームから逃れる術を持たない。いや、脱出するという発想がない。ベネやブスカペとの対比が光る。

語り手にイチするブスカペは、へたれで心根が優しくギャングになることができない少年だ。街を抜け出して、カメラマンになりたいという夢を持っているが実現への道は遠い。後半、ようやく日の目を見るブスカペの姿は、前半で鬱屈を溜め続けていただけに爽快だった。おいおいおいおい、と上手く行くシーンが出てくるのだが、人生というのはひとつ扉が開くと、連鎖するように次々と何かが拓けてくるものなのである。

それでも続いていく貧困と殺しの連鎖と、そんな世界から抜け出して行く者の対比には、文学的な構造を感じ取ることができる。抽象的にやるんじゃなくて、しっかり作劇でやっているのが好みだ。

将棋

甥とのリモート対局2

午前中、甥からラインがあり、リモート対局をした。


奔放な序盤に対し、矢倉の形を作って手堅く指している。上図△8六歩に▲同歩だと△5六飛の狙いがいやらしい。甥は▲7八金と上がって受けた。なかなかやりおる。


しばらく進んで甥は▲8五歩と打った。これは初心者では指せない手。引く手を消して、飛車を殺しにいく狙い。


そして△7五歩に▲6六歩!は中級者レベルの一手。単純に▲8七銀では後手の飛車は死なない。


△同飛に▲6七金右で見事に飛車を逮捕!(△8六飛には▲8七銀)


少し進んで▲8三飛が悪手。△7二銀で飛車を殺され返されてしまった。かわりに▲6一飛とでも打っておけばいい勝負。

つい最近まで初心者だったはずなのに、狙いを持った手を指してきて驚いた。子どもの成長は早い。

先手:甥
後手:橋本長道
▲2六歩 △3四歩 ▲7六歩 △8四歩 ▲2二角成 △同 銀
▲2五歩 △3三銀 ▲7五歩 △3二金 ▲7四歩 △同 歩
▲5五角 △7三角 ▲5六歩 △6二銀 ▲7七桂 △8五歩
▲8八銀 △8六歩 ▲7八金 △6四歩 ▲2六飛 △6三銀
▲3六歩 △4二玉 ▲3七桂 △4四歩 ▲1六歩 △5二金
▲8六歩 △同 飛 ▲4六角 △5六飛 ▲5八金 △8六飛
▲8五歩 △7五歩 ▲6六歩 △同 飛 ▲6七金右 △4六飛
▲同 歩 △6五歩 ▲8三飛 △7二銀 ▲7三飛成 △同 桂
▲8六角 △6六歩 ▲5六金 △6七角 ▲同 金 △同歩成
▲4五歩 △5八金
まで56手で後手の勝ち